以前にEVOコラボレーターfor Outlook とownCloudサーバーとの同期についてご紹介してから、多数の読者の方から質問や意見をいただきました。その中で気になった質問が、「EVOコラボレーターはDAViCALのサービスには対応しているのか」、というものでした。それらの方々の多くは、社内運用としてDAViCALのカレンダーサーバーを利用しており、同期を試しても失敗しています。では、肝心のEVOコラボレーターの対応はどうなっているでしょうか?
DAViCAlはownCloudと同じくオープンソースであり、両方ともCalDAVをベースとしているので同期は可能なはずです。念のためにEVOのスタッフにメールをし確認してみると、「もちろん対応しましたよ」との返事が返ってきました。
すぐに試してみました。以下が手順です。
- いつものように「Profile 13 – not configure」もしくはこれより下の部分を選択します。
- DAViCALはサーバーの自動検出に対応していないようなので、手動で一般的なDAViCALカレンダーのURLを「Calendar URL:」の隣のスペースに入力する必要があります。
http://<server_hostname>/caldav.php/<username>/calendar/ - 認証が終了したら、TEST→Applyと順番にクリックします。
- DAViCALのカレンダーが同期を始めます。
本当にEVOコラボレーターのスタッフはよく頑張っていると思います。開発開始から1年足らずの間に、大部分の一般的なCardDAV/CalDAVサービスを利用するソフトウェアとの同期に対応してしまいました。不具合も殆ど聞きませんし、何より日本語を始め多言語への対応など使い手側の事をよく考えたそのユーザーフレンドリーな開発方針には驚きを隠しきれません。