2017年11月15日水曜日

Windowsでメールサーバーを構築する方法

Windowsでメールサーバーを構築する方法

メールサーバーを構築 ネットワークのセットアップ 要件:

  • 静的IPアドレス
  • ドメインネーム

ステップ1

  • ご自身のインターネットサービス・プロバイダに連絡し、静的IPによるインターネット接続をしたい旨を伝えて下さい。

ステップ2(既にドメインネームを取得済みの方は、次のステップ3へ進んで下さい)

  • ムームードメインなどのドメインネーム取得サービスサイトで、希望するドメインネームが取得可能か確認して下さい。
  • 希望するドメインネームが使用可能なら、必要情報を入力し登録して下さい。

ステップ3 

  • ご自身のドメインのAレコードを追加し、DNSを設定して下さい。
    |例:mail.YourDomain.com
ステップ4

  • DNS設定中に、ドメインのMXレコードとしてステップ3のAレコードを追加して下さい。

メールサーバー 仕組み

その他の設定

  1. DNSレコードの設定

    a. SPF - 
    電子メールの送信元ドメインが詐称されていないかを検査するための仕組みです。

    b. SRV - 
    そのドメインで提供されているサービスの詳細な情報を記述するためのもので、自動的にメールクライアントを探し出す仕組みです。
  2. PTR

    特定のIPアドレスに対応するホスト名を定義するもので、ドメイン名の逆引きに利用されます。プロバイダ規定のPTRを使用しているならメール運用に問題はありませんが、使用していない場合はプロバイダーに連絡し設定する必要があります。

メールサーバーホスティングサービス

  1. Amazon EC2のようなVPSを使用すれば、新しいパソコンやWindows等のOSを準備したりする手間は省くことが出来ます。

FAQ:

  1. 動的IPアドレスは使用可能ですか?

    不可能です。メールサーバーを適切に運用するためには静的IPアドレスが必要です。
  2. PTRは絶対に必要ですか?

    はい、必要です。もしPTRをお持ちで無いならプロバイダーに連絡して下さい。
  3. SPFレコードは必ず必要ですか?

    必ずしも必要ではありませんが、有った方がより便利であると言えます。
  4. SRVレコードは必ず必要ですか?

    いいえ、まだ広く普及しているとは言えませんので、必ずしも必要ではありません。しかしSPFと同様に有ればより便利であると言えるでしょう。
  5. MXレコードは必要でしょうか?

    MXレコードは、メールの送信先を示すために必要です。
RESOURCES:

  1. ムームードメインご自身のドメインを取得し運用することが可能です。
  2. AMAZON EC2 - ご自身でパソコンやOSを準備することが出来ない場合、アマゾンでクラウドサービスのレンタルをすることが出来ます。
  3. MX TOOL BOX - こちらのサイトでは、現在のDNS設定を確認することが出来ます。
  4. メールサーバー 構築 - EVOメールサーバー 日本語使い方ガイド



2017年11月1日水曜日

OutlookのタスクとToodledo を同期する方法

OutlookのタスクとToodledo を同期する方法


この何年かの間にToodledoは、GoogleやYahoo、iCloudなどの一般的に使われてきたタスク管理サービスとの違いを確立したおかげで広く使われるようになりました。ToodledoはLife Goals、Folder、Location、GTD、Subtasksなどのタスク管理方法を提供していますが、重要なタスクを見落としたくない層の方々にとっては、GTDを特に重宝していると思われます。



一つのタスクは、似たような他の複数のカテゴリーに同時に関連付けることが出来ます。これはToodledo独自のサービスと言えるでしょう。

それは、Toodledoは独自のweb GUIを持ち、iPhoneやAndroidはもちろん、(読み込みのみ・読み書き可能など対応の違いは有りますが)他のサードパーティ製のアプリもサポートしています。そういう訳で、様々なプラグインを使っての、ToodledoとOutlookのタスクの同期が注目されているのです。

個人的には多数のプラグインを試すのは、複雑な手順が必要であったり、不具合が発生したりでお勧め出来ないのが現状だと感じています。そこで、ずばり結論を先に言わせてもらえるなら、 EVO Collaborator for Outlook(以下ECO)を使って同期することが一番手っ取り早いと思います。

では、実際にToodledoと同期する際のECOの設定方法をご紹介します。


  1. Configure profileをクリックします。
  2. Profile 22– Not configuredを選択します。
  3. TESTをクリックします。
  4. Toodledoの認証画面で、ユーザーネーム・パスワードを入力します。
  5. Authorizeをクリックします。
  6. 完了したら、右上の×印をクリックします。
  7. Success(成功)のポップアップウィンドウが出たら終了です。
次に、Toodledoのアカウントの認証に問題なければ、同期が可能になっているので、確認してみましょう。


  1. Toodledoのweb GUI上でタスクを作ります。
  2. タスク(Folder、context、goal、location、status、priority、tagsなど)のプロパティを操作します。
  3. Outlookとの同期が終了したら、Outlookのタスクを開いて同期に問題が無いか確認します。
  4. web GUI上で操作したプロパティのカテゴリー下のシンボルが合っているか確認します。
  5. これと反対に、タスクのプロパティのタイトルを違う名前に編集したり、属するカテゴリーを変更してみます。それから、Toodledoのweb-GUI上でも同期されているか確認します。
今のところ、EVO Collaborator for OutlookとToodledo の同期に問題は見つかっていません。Toodledo とアウトルックを両方使う方々にとって、ECOはマストなアイテムであると言えるでしょう。





2017年9月15日金曜日

SOGo Groupware ServerとOutlookを同期する方法

SOGo Groupware ServerOutlookを同期する方法

最近、SOGo Groupware Serverを使う人が増えていると聞きます。



理由は、Thunderbird Open Source とのシームレスな接続が可能だからでしょう。メールについては大した問題も無く接続できると思いますが、アドレス帳やカレンダーではどうでしょう?SOGoのウェブサイトで説明(Native Microsoft Outlook Configuration Guide)を確認してみましたが、とても面倒な印象をうけましたし、実際その通りでしょう。もっと簡単な方法は無いのでしょうか?
率直に言うと、SOGoはWebDAVをサポートしています。ならば話は簡単です。多数のCardDAV/CalDAV サーバーに対応しているEVOコラボレーターfor Outlookを使えば良いのです。

実際の話、最近EVOコラボレーターはSOGo に対応してくれたのです。

実際に私も試してみましたが、複雑なことは何もありませんでした。ただ、サーバーURLを入力し、Eメールアドレス・パスワードを入力すれば、ほとんど自動検出でやってくれます。その簡単さに感動すら覚えました。

以下は、EVOコラボレーターの設定スクリーンショットです。


サーバーのURLは以下のようになります。<servername> 部分は各々のサーバーネームにして下さい。

https://<servername>/SOGo/dav/

SOGoのカレンダー・アドレス帳がOutlook 2016/2019との同期を始めたら成功です。多岐にわたる複雑な設定をする手間や時間は大幅に省かれたという訳です!

2017年7月7日金曜日

Blackberryのコンタクトリスト・カレンダーと、Outlookとの同期方法

Blackberryのコンタクトリスト・カレンダーと、Outlookとの同期方法

最新のOS10を搭載したブラックベリーのパスポートを購入したのは良いが、どうやってOutlookと同期すれば良いのか分からない方が沢山いらっしゃると思います。Blackberryのコンタクトリスト・カレンダーと、Outlookとの同期方法



ケーブル接続での同期が可能なのですが、正直煩わしいと思います。実は、もっと簡単な方法がありますので紹介したいと思います。

  1. Gmailのアカウントを用意します。
  2. Blackberryスマホを使ってGmailのプロファイルを作ります。Blackberryの連絡先やコンタクトリスト・カレンダーと、Outlookとの同期方法

  3. Google's OAuth 2.0で認証します。
  4. 次に、EVOのオフィシャルサイト(EVO's Official Site)からエボコラ(EVO Collaborator for Outlook)をダウンロードし、インストールします。
  5. ECOの設定画面で上から6番目のGmailを選択し、「TEST」をクリックします。





  6. 完了したら、「Apply」そして「Quit」とクリックすれば終了です。Blackberryスマートフォンと、Gmailのコンタクトリスト・予定表は同期されています。


Blackberryのコンタクトリスト・カレンダーと、Outlookとの同期方法

2017年7月6日木曜日

WindowsやLinux Eメールプラットフォームでの対応比較

WindowsやLinux Eメールプラットフォームでの対応比較

業務で使用するEメールやメッセージ送受信の方法として、Microsot Exchangeサーバーを利用する企業が多いのですが、実際には高額なコストや管理に手を焼いている企業が多いと聞きます。


そこで、Microsot Exchangeサーバーの代わりとなり得るものを比較してみました。



  1. EVOメールサーバー
    今のところ、コスト的にも性能的にも一番の選択肢になりえそうです。特に、Exchange Global Address ListとActiveSyncの代わりに、IMAP・CardDAV・CalDAVをサポートしています。もちろんOutlookにも対応しています。

    対応ユーザー数は無制限 285ドル 動作環境:Windows
  2. Kerio
    ウェブサービスをカバーしており、まずまず問題の無いサーバーであると言えますが高価です。

    50ユーザー対応 1680ドル 動作環境:Windows、OS X、Linux
  3. Axigen

    そこそこ堅固なサーバーです。使用方法もそれほど難しくはありません。が、Kerio同様、少しコスト的に美味しくありません。

    50ユーザー対応 550ドル 動作環境:Windows、Linux
  4. Mail Enable

    この統合メッセージング・ソフトウェアは、かなり良い線をいってます。しかし、1のEVOと比べるとコスト的にもう少し頑張って欲しいところです。

    無制限ユーザー対応 349ドル 動作環境:Windows
  5. MDaemon

    最高2500のユーザーに対応するExchange ActiveSyncサーバーです。

    50ユーザー対応 760ドル 動作環境:Windows
  6. Zimbra

    Linuxプラットフォームで動作するサーバーです。Windowsユーザー以外に考慮対象となりますが高価です。

    50ユーザー対応 1673円 動作環境:Linux

WindowsやLinux Eメールプラットフォームでの対応比較

2017年4月6日木曜日

Microsoft Exchangeを使わずにOutlookのカレンダーを共有する方法

Microsoft Exchangeを使わずにOutlookのカレンダーを共有する方法

複数のアカウント間で、マイクロソフト・エクスチェンジを使わずにOutlookの予定表を共有する方法を知っていますか?


一つの解決策として、マイクロソフトのEメールかエクスチェンジサーバーのアカウントのどちらかを使用すれば共有が可能でしょう。でも、もっと簡単な方法があります。

その方法をご紹介します。



  1. まず、GmailやiCloud、fruux などのオンライン上のカレンダーが使えるアカウントを作ります。
  2. EVOのオフィシャルサイトからEVOコラボレーターfor Outlookをダウンロードします。まさに魔法のソフトウェアです。
  3. 適切な場所(オフィスPC、ホームPCなど)にECOをインストールします。

    インストールしたら、設定(Configure profile)の左側からGmailを選択し、右側にお使いのGmailアカウントを入力します。
    TESTをクリックするとOAuthプロセスが完了します。



    設定画面を閉じれば、同期が自動的に始まります。
  4. 一旦インストールすれば、その後は、コンピューターの電源を入れOutlookを開けばECOの同期が始まり、予定表は自動的にアップデートされるようになります。